kondou製作所のブログ

趣味の個人サークルKondou製作所のブログです。

学研・大人の科学 真空管アンプ

昨日言っていた学研さんの「大人の科学 真空管アンプ」、まだ、売っていますね

ハイファイオーディオとはまったく無縁ですが楽しいですよ
音はどこと鳴く響きの乗った不思議な音です

この場合の電池管と呼ばれる真空管は振動を拾いやすいですが、そうでないものもあるのでしょうか?
電池駆動で低消費電力、発熱も少なく高性能な真空管があればいいんですけど・・・

まぁ、とりあえず、電池管の話はここまで

手持ちで活躍頻度の高いKA−10SHヘッドホンアンプの場合、真空管を7DJ8にするとけっこう発熱が抑えられます

夏になると、余り違いがわからないかもしれませんが、発熱量はけっこう違います

冬であれば7DJ8は電源トランスも真空管も発熱よりも放熱のほうが上回るのでそれほど熱く感じられません
逆に6N1P系は発熱が多いですから夏場、発熱に気を使う人は避けた方が良いかも
音は好きなんですよ、あれ、ヒーターを点灯した時の見た目もいいし

7DJ8ですが、6DJ8のヒーター7V仕様です
別名PCC88ですね

これ、6Vヒーターのアンプで点灯させるとヒーターは7Vで設計されていますから電圧不足のため6V設計の球よりも発熱しません
それでも動作しないわけでもなく、むしろそちらの音を好む人もいます
自分も7DJ8で好きな球がありますが、物が少ないらしくメーカー指定で探すのはけっこう難しいと思います

こういった使い方の場合7DJ8はヒーター付加が減るのでヒーターの負担は減ります
ヒーターが切れるまで使える真空管というのは今のところ聞いたことが無いのですが(大体先に電極が悪くなるとか、ノイズが出たりとかします)それでも負担が減る事で寿命などの点でロングライフという点での安心度は高くなります

また7DJ8という球が安価に入手できる場合もあります(最近はあんまり無いですけど
その場合、そのまま使うもよし、KA−10SHはヒーターを7V仕様に変更することも出来ますから、7DJ8を規格どおりに使うことも出来ます

一応、これからの季節、真空管、トランスともに発熱が気になりますが、そういうものですから、心配は無用です

とはいえ、なるべく風通しの良いところで使ったほうが良いですね
真空管アンプに限らず、機械は発熱しますし、放熱させてやる事は長持ちさせるのに大切な事です

あ、そうそう
KA−10SHの消費電力ですが、当方の簡易測定で確か30W以下だったはず
発熱したといっても消費電力以上発熱する事は無いわけで、真空管アンプだったら暑くなって仕方が無いわけではないんです
パソコンなども相当発熱していますし、液晶モニターのバックライトもけっこう発熱してるんですよ?(消費電力確認しましょうW)

見た目で発熱が多くて人によって暑苦しいイメージがありますが、考え方によっては偏見ともいえます(確かに正解でもあるんですがwww)

さすがに300Bとか言う大型管は夏に点灯するのは忍びないですが、小型のMT管はそれほど気にする事は無いと思います

発熱が少ない物で言えばYAHAアンプなどもあるんですが個人的に球の音と思えないので詳しく紹介しなかったりします
ご興味のある方にはなかなか良いものです