ソニー MDR−900STはドライバーユニットがサウンドハウスで売っていたりします
・・・交換に対して、積極的なのかなぁと思ってみたり
商品の感想コメントを見ると、「高域がよみがえった」など、音が新品同様になったという感じのコメントが多々投稿されています
ふむ、なるほど・・・
これは、おそらくエージングで音が変わるという逆検証になると思います
こういったコメントが拝見できるのは、おそらく多く交換パーツの要望があるMDR−900STならではでしょう
で、私の手持ちのULTRASONE PROline650の高域が最近刺さらなくなったのは・・・
「エージングによって、本来の音が出てきたものだと思います!」
って言って良い物かどうか悩みますね(笑
この辺りは私が勝手に思うんですが、音として破綻がない(ビリつきなど)の状態で音質が長く安定した状態であれば、その辺りを基点として評価するのが理想なのではないかと思います
おそらく、MDR−900STのドライバーユニットを交換して1年も使えば新品の状態とはある意味大きく変わるでしょう
そして、1年からそれ以降、たとえば2年目、3年目で大きく変わらず、音の破綻もないのならば、そうやって音が落ち着いた状態で評価するのがベストなのではないかなぁと思います
特に、MDR−900STはプロ用モニターというヘッドホンですので特に意識して使う場合は比較的短時間(数ヶ月半年ぐらい)の音質変化の大きいと思われる新しいのドライバーにこだわらないほうが良いのではないかと思うのです
前にも書きましたが、手持ちにあるAKG K240Sは購入後、使用頻度こそ少ないものの2年か、それ以上経過してよさが感じられたヘッドホンです
これは、エージングによる変化が表れてきたのではないかと思います
新品、もしくは比較的新しい方が音質的に優れていると言う事は、言えません
しかし、何らかの意図でドライバーを定期的に交換し、比較的新品に近い状態のドライバーに保ち続ける事で安定した新しい音で聴くという使い方もありかもしれません
結局のところ何が言いたいのかという話ですが
・新品に変えたからといって、音が良くなるというのは早計ではないか?
(高域特性が代わると言う事はいえそう)
・名機と言われる古いヘッドホンの音が、今時点で新しい時の良い音と言う事もいえない
HD600とか650の今後の評価は気になります)
と、いうわけで、おそらくは使っていく中で高域の聴感がおとなしくなるという音質変化がある事を考慮した上で、ヘッドホンの話はしなくてはならないんだろうなぁと思ったわけです
MDR−900STを私は所有してないんですが、あえて中古と新品を購入して比べてみるのも面白そうです
・・・でも、そうは思っても生産年度によるドライバーの違いも考慮しないと、厳密にドライバーの音質変化について語ることは出来ないわけで
やっぱりやめておきますw