こんばんは、日暮です。
さっくり最近話題のコレについて
ソニー microSDXCメモリーカード 64GB Class10 高音質モデル SR-64HXA
↑コレ
sonyが発売した「音が良い!」sdメモリーカードです。
で、開発者曰く、
「測定結果には出ないが聴くと明らかに違いがある」
と、言う事のようです。
さて、違うのか???
( ・ω・)・・・埃のついたCDの音と、新品で埃のついていないCDの音の違いがわかるのかをまずお聞きしたい。
まぁ、SDカードとCDとではまったく違うメディアであるのでこういう比べ方は意味が無い気がしますが、おそらく、CDの埃によるエラーが人間の耳で聞き取れない事が多いのに(明らかな音飛びなどは除く)それよりもさらにデータエラーは少ないであろう(ピックアップ機構などが無い)半導体メモリーにおいてデータのエラーがあるのか?データのエラー以外の問題であればなぜ音が変わるのか実に興味深い話です。
確かに「聞いてみなくちゃわからない」というものがオーディオの世界にはあります。
しかし、個人的な予想においてコレは
(;・ω・)<ない!
です。
さらに開発者に言わせれば
「メモリーカードのレタリングの色によっても音が変わる」というようなことを言っておられるようで、SDカードというのはそんな物でも音質が(データが)変わってしまうほどデリケートな物なのだと・・・・
(;・ω・)σ<思うわけないだろ!
と思うのでした。
デジタルデータはコピーを繰り返しても変化しないのが売りですし、どうしても出てしまうエラーについてもエラーの補正などの技術が盛り込まれています。
音が変わるという事がもしあるならば、データが変化しなければなりません。
音質の悪いSDカードはエラーが多いとか音質の良い物はエラーが少ないとか。
でも、その点に関してはおそらく違いは無いのではないでしょうか?そんなに簡単にデータが変質してしまっては使い物にならないのではないかと思います。
そして、「データに変化は無いし機器で観測できる変化は無いが、音質は明らかに変わっている」なんて話があったら・・・
(;・ω・)σ<それ、プラシーボ効果っていうんや・・・
って思います。
スピーカーの自作をしていると良くあるんですが、何かを弄ると音が変わったような気がしますがしばらくすると「あんまり違わない」とか「やっぱり前の方が音が良かった気がする」など、自己暗示によって何度も調整をやり直す事があります。
確かに人の耳はマイクロフォンよりも優れている事もあります、逆に「冷静・正確な判断」が出来ない事も良くあります。
具体的なところで、2人で世間話をしていたとします。相手の声は聞こえますが、2人がいる部屋のエアコンの音や近くの道路を走る車の音なんかは世間話をしている最中まったく聞こえません。意識している音は聞こえますし、意識していない音は無いものとして扱われます。
つまり、「これは音の良いSDカードだからすごく細かい音まで聞こえる」と自己暗示をかけてしまえば細かな音を聞こうとするので聞こえると思ってしまいますし、そういう意識をしなければ聞き逃してしまう音も沢山あると思いますし、オーディオマニアの耳は良いと思いますが、その多くは音楽に興味を持ち丹念に聞き込んできた経験上で音に対する注意が普通の人以上だから違いを感じられるのであって聴覚が優れているわけではないということが多いのではないかと思うのです。
まぁ、このSDカードですが「聞きもしないで」こんな否定的なことをいっても説得力がありませんね。データでは現れないけれど音が良い物は確かにあるのでこれもそうかもしれません。お金のある方は下記リンクより購入してぜひご感想をお聞かせください!(罠
なお、当方は過去に散々「・・・騙された」と思った経験がございますので少々臆病になっております。また、「騙されたと思って!」「買ってみなくちゃわからない!」というフレーズはかなり昔からの定番の売り文句であり注意する必要があります。
( ・ω・)・・・オーディオ趣味の方々がそれ以外の人たちから「オーオタって○○なんだな・・・」って思われないことを祈ります。
ではでは!
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