kondou製作所のブログ

趣味の個人サークルKondou製作所のブログです。

真空管というデバイス

真空管アンプは高い!というイメージはあながち間違いではないと思っています

また、製品自体が少なく、物珍しいという点もあるかと思います

また、マニア向けとか、古い音がするとか、柔らかいとか、温かみがある音とか、いろいろ言われます

そんな中、個人的には真空管アンプというのは「5万円以内で確実に(あくまで私にとってですが)いい音が手に入る」 物と思っています

真空管アンプは「トランス」というパーツが必須で、このトランスの為に最低絶対価格が上がります
このため1万円以下ではまともな物が無いのです

大体2〜3万円が最低価格だと思っていいでしょう

しかし、その時点でかなり心地よい音を手にすることが出来ます

また、設計がしっかりしてあれば、ノイズも極めて少なく、半導体で10万円クラスの物と比較試聴してもらっても十分取り合っていただけるレベルの物ではないでしょうか?

(10万円クラスに勝てるという意味ではなくて、試聴にエントリーしても恥ずかしくないという意味でw  でもあれだ、ほら、うちは球の音が好きーwww)

安心して自分好みの音が手に入るという点で真空管アンプが好きなのです

ただし、真空管の名を借りた粗悪な製品も確かにあります
名前は上げませんがノイズがひどく、音が硬く、今ひとつな物もあるでしょう

できることならば100%真空管増幅&出力の物を選び(出力が半導体のまがい品があります)ノイズが少ないと評判の物を選ぶのが良いと思います

なお、当方が見た範囲で音質に配慮したパーツレイアウトの物は市販品では1機種、キットでは春日無線さんの物ぐらいでしょうか(電源トランスと音声出力トランスの位置関係が良好な物・安心できる物)

エレキットさんのもの(TU−882)はシールド板を入れて電源トランスのノイズを対策してあります。 それでも完全には防ぎきれず、問題の無い範囲ですが、極わずかに電源のハムノイズはあります

余談ですがTU−882の前のモデルのTG−5882は真空管がのヒーターが交流点灯で、電源トランスのシールドも特別にはして無いのでTU−882と比べればややノイズがあります
5882はヒーターを直流点灯へ改造(ブリッジダイオード1個、コンデンサー1個を追加すれば、点灯ノイズはいっそう出来ます(うちはやったw

KA−10SHのヒーターは交流点灯ですが、ヒーターの点灯ノイズは皆無ですから安心です