kondou製作所のブログ

趣味の個人サークルKondou製作所のブログです。

自作の際のハンダ付け

自作するために必要なハンダ付けですが、現在は無鉛ハンダというものが多く流通しています

環境や健康を考えればおのずとそういうハンダを使うことになるのですが、ハンダ付けに慣れていない人には少々酷ではないかと思います

芋ハンダになりやすいし、なじみが悪くてハンダ付け不良も起こしやすいです(慣れないと)

ここは少々有害といわれても鉛ハンダを使うことをお勧めします

オーディオ用ですと銀入り無鉛ハンダという物が良く利用されるのですが、溶かすのに鉛ハンダよりも多くの熱量が必要で、特に手直しする際になんとも溶けてくれません

つけるのはつけても後で収拾が付かなかったり、そのうちにパーツが熱で損傷したりします

また、銀ハンダは高音域に鉛ハンダよりも癖が出る場合が多く、それを嫌う人もいます

最初に作るアンプは鉛ハンダの方が良いと思うのです
価格も安いですし、鉛ハンダで練習をしてから銀ハンダを使うのはありだと思います

鉛ハンダでも慣れないうちは良く失敗すると思います
鉛ハンダの音が悪いという事もないようですし、自分は仕上がりの良さも含めて今は鉛ハンダの方が多いです

銀ハンダはまだまだ使いずらく、ハンダ付け初心者にはお勧めしずらいのが現状ではないかと思います

また、これは別の話ですが、鉛ハンダにも様々な種類があって、その中にはマニアの方が「これでなければダメ!」というように信頼しているハンダもあります
そういう人には銀ハンダが良いといっても通じないでしょう

銀ハンダでビニール被覆線をハンダ付けしますと、よく被覆がとけます
仕上がりも美しいとはいえませんし、ショートの心配もしてしまいそうです

さて、鉛ハンダですがどれを使えば良いのか?
これはプレミアミティーを気にしなければ「ハッコー・プリント基板用」といったものでOKです
国産ならではの安定性・信頼性・扱いやすさ・仕上がりの美しさなどがあります

ここでこだわる方は、ビンテージハンダとかを検索してお好みのものを探してみても良いかと思います

作業性だけを見るならば日本アルミット KR−19SH RMAというハンダがあります
腕をカバーするハンダだと思いますが、たまに、溶けすぎて困ることがあるかもしれません(苦笑
音質的な評価はあまりききませんが、うちも良く使ってます
おそらくフラット系で脚色は少ない音質か、モニター系でしょうか?

なんにしても、練習はある程度しないといけないですね
でも、上手くハンダ付けできた自作機は市販品よりも愛着わきますから(けっきょくここに回帰しますw

(市販品のハンダ付け跡を見てガッカリするようになったら立派だと思いますw)