kondou製作所のブログ

趣味の個人サークルKondou製作所のブログです。

部品がそろわない・・・

今、KA−10SHの組み立てをさせていただいています

で、

内容が特殊な為、部品がそろわないorz......


明日またメールで確認してみますが、輸入しないとないって・・・ どんだけですかw

基本的にパーツは通販でお願いするわけですが、けっこう大変です

・メール対応より、ファックスの方が良いお店

・頼んでも返事が2日以上かかるお店

・サービスは良いけど単価や送料が高いお店

・パーツが探しずらいお店

・代金の支払いが面倒なお店


けっこう大変です
秋葉まで行けば話が早いのですが、いろいろ問題が多いです

・・・組立てよりも、こっちの方が大変な気がします

そういえば、KA−10SHですが、標準でついてくる酸金抵抗が変わってました

おそらく3W品のところがもう少し容量の大きな抵抗に換わっているようです

キットを何台も組み立てていると、こういうマイナーチェンジを見ることが出来て少し楽しかったりします

よく聞く話ですが、真空管アンプキットを安価に用意するというのはとても難しい話のようです

KA−10SHの場合、キットの価格の多くがトランス、シャーシでしょうか?

これらはまた、なかなか安く出来ないものです

トランスが安く出来ない理由ですが、春日無線変圧器さんならば「オリエントコア材」という性能の良い鉄を使って作られていますが、1tの高価な材料もそれをプレスで打ち抜いてトランスのコアに加工するとずいぶん目減りしてしまい、1tの材料から1tのトランス材料ができるわけではありません

また、あまり知られていないらしいですが、トランスの仕上げ加工である絶縁ニスに漬け込む作業、これが海外の安価なトランスでは処理が不十分であるものもあるようです

トランスは真空管と共に重要なキーパーツです
不十分な処理のトランスでは高い音質・性能を実現できません

音にこだわった上で、安定した価格で販売する努力が、パーツを見ていると伺えます

高くて良いものは当たり前です

手頃な価格で、大切なところは手を抜かず、全体を見た上で影響のもっとも少ないところで価格の調整を考えるというのは大変なことだと思います

幸い?にもKA−10SHは購入者が後からパーツを変える楽しみがあります
安価に購入し、後々アップグレードというのも良いでしょう

プリント基板と違い、銅箔の剥離などはありませんから改造やリペアに強いです

おそらく、他を見ても同等の内容でこれ以上安価に出来る機種はないでしょう
もし安くするのならば、基本的な品質を落とさざるをえません

安ければ安いように粗悪な物も多々見かけます
そんな中でKA−10SHは価格に見合うか、それ以上の内容だと自分は感じています

マニア向けの高級品でも、素人を騙すような粗悪品でもない
とても貴重な存在ではないでしょうか?