自作スピーカーつくりを一時中断して、pc用スピーカーをいじっていろいろ模索中。
で、タイムドメインスピーカーのアンプを引っ張り出してきて、それをPCスピーカーのアンプとして使ってみました。
( ゜ω゜)・・・スピーカーに音が張り付くなぁ・・・
分離・定位の良いスピーカーってスピーカーの位置がわからなくなるもんなんですけど、駄目、駄目駄目。
結局、この場合スピーカーが悪いってことになります。
ちなみに、自作スピーカーでもちゃんと作れば音離れの良い・定位の良い物は作れます(ただそれだけじゃ駄目ですし、うまくいかないことはいろいろあるのですが。)
で、バッフルが悪いのか?と思いフロントバッフルのみの状態にしてみると、案外と良い定位が出ました。
後方を覆うエンクロージャーがないので低域は抜けますし、いろいろ問題はあるのですが、定位は出ています。
これで、スピーカーに音が張り付くって言うのは
「盛大に筐体が鳴っている」ということです。
後、フロントにバスレフポートがある場合は、そこから出ている音質も問題。
高い周波数成分が出ていると定位がよくありません。
バスレフポートは上のスピーカーとのつながりの事もありますが、定位だけ考えれば、いっそ塞いでしまったほうが良いぐらいです。(ふさぐと振幅がうまくできずに詰まったような音になる恐れもあるんですけど)
あ、早々、今回弄っているスピーカーは7cmぐらいのユニットを使っています。
スピーカーは小径の方が定位がいいのですが、これについても現在興味深く試していて、いったい、どの口径までだったら明瞭な定位が出せるのか?バランスの取れる範囲でなるべくでかいユニットが使いたいわけです。
複数の要素が絡むので、このあたりの検証はなかなか骨が折れます。
基本的にはコーンの面積が広くなるとエンクロージャー内部の音が跳ね返ってまた表に出てくるので吸音調整が大変重要になってきます。
この場合、相対的に不要な音のレベルが小さくなれば問題はありません。
理想は欲しい音以外はすべてなくなって欲しいのですが、現実的ではありませんし、聞いて不要音が相対的に小さく感じられなければ問題がないという考えの方が最終的に得るものは大きいと思われます。
小口径ユニットは低音が出せませんが大変明瞭な定位が出しやすいです。
ただ、アンプの方は小口径ユニットにあった物が良いです。
どういうことかというと、詳しくははしょりますが、たとえばpc用などに使うアンプ内臓のスピーカーに入っているアンプはスピーカーに最適化されています。(ちゃんと作ってある物は・安物は駄目)
小口径スピーカーを使って自作した場合に、どうも音が偏って荒々しい汚い音だと思ったら、手っ取り早くはPC用スピーカーのアンプ基盤を利用するとうまくいくことがあると思います。(フルレンジ一発のスピーカーの物を利用しましょう)
タイムドメインミニのアンプ基盤なんか良いですよ。
ではではおやすみなさい。
91023