kondou製作所のブログ

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春日無線変圧器 KA-10HPAについて

えっと、コメントを頂きましたので春日無線変圧器さんのKA−10HPAについて思うところを書こうと思います。
購入も市長もしていませんので画像でわかる範囲の感想です。
(っていうか、春日無線さんは中身の写真を掲載するあたりすごいと思います)

■KA−10SHとの違い

・シャーシレイアウトの違い

シャーシがまるで違いますが、KA−10SHと同等かそれ以上の配慮をされたパーツレイアウトで電源トランスのノイズを対策しているようです。それにより、外観の良さと操作性と音質を高いレベルで実現しているのでは無いでしょうか?

わかりやすいところで電源トランスの配置やボリュームの配置があります。ボリュームはシャフトを使って前方から調整を行い後方にあるボリュームが動かされます。これによりむやみに信号線を長く引き回さないで済みますからノイズがのる原因を最小に出来ます。

真空管の違い

KA−10SHでは条件によって音量不足をかんじた人もいるかもしれませんが、KA−10HPAでは真空管の構成を変えて、より余裕を持って音量を得ることができるようになっているようです。
また、ある意味これは別物です。

で、余裕を持った音量と適切なゲイン調整が可能となって上級機にふさわしい内容になっているように思います。

ここで、「音量に余裕がある」ということですが、これはさらに厳密なノイズ対策を求められるということでもあります。おそらく、その辺りはクリアしていると思います。KA−10SHの素晴らしさの1つは低ノイズにありますが、その上位機種ならばもちろんクリアしていて欲しい要素です。


・高級パーツ類

個人的には希少パーツを使えば無条件で音がいいという事は思いませんが、例えばボリュームであれば左右の音量差が小さく精度が高いという条件を満たすパーツは十分意味のあるパーツです。音色に対するこだわりを感じるパーツ選択の他に機械としての性能をしっかり考えたパーツ選択も垣間見え、この機種に関してコストにこだわらない良い物を作ろうとする春日無線さんのやる気を感じさせます。



・・・といったところでしょうか?

価格で見れば人によっては高いとか思うかもしれませんし、近い値段でもっといいものもあるという人もいるかもしれませんが、いやいや、比べられないですよこれは。

完全アナログ回路によるサウンド、信頼性の高いパーツ類、完全手作業による手間のかかる組み立て、独自の回路、音色・ノイズに対する並々ならぬこだわり、その価値は単純に他と比べられないと思います。

出来る事ならば組み立てキットでお値打ちに販売されないかなーと思って今眺めているところです。
KA−10SHをもっている方の期待を裏切る事は無いものではないかと推察いたします。


( ゜ヮ゜)・・・春日無線さん、がんばってますよ、ほんとに。このご時勢に大変ありがたいことです。

どうでもいい私事ですが、パワーアンプのキットをまたくみたいとおもいつつ、軍資金が入ってくるのを待っているところです(笑
また作るときは記事にしますのでお楽しみに〜


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