kondou製作所のブログ

趣味の個人サークルKondou製作所のブログです。

ダブルバッフルスピーカーとか!

ダブルバッフルスピーカーというものがあるそうで。

検索をかけまして、

http://www.micro-solution.com/pd/audio/pw0501.html

( ゜ヮ゜)ノノ<こんなの

で、現在販売されている製品として

こちら
http://www.inpulse.co.jp/product/inpulse/pm-7s/index.htm

で、これのスピーカー端子がワンタッチでプラスとマイナスが一体整形になっているターミナルのものを入手しました。

ダブルバッフルスピーカーというものはどうやらフロントバッフルとエンクロージャーの間に隙間を設けてエンクロージャー内の空気圧を調整する(圧を逃がす)構造のスピーカーのようです。また、バスレフポートは無くメイズポートという調圧機構を持っているようです。

で、そういった特徴から高音域の特性の良さ、音の綺麗さが期待できそうなんですが、さてはて実物は???



そして聴いてみました!


(;゜ω゜)・・・人によって好みはいろいろあるけどちょっと甲高すぎないかな?

低域がずいぶん無い、5cmのフルレンジユニットということで過剰な期待はできないとはいえもうちょっとがんばれないだろうか?

で、ちょっとチェックしてみたんですが、なんと驚くことにですね、スピーカーターミナル部分からエアが漏れまくり。
(´д`;

スピーカーは機密性を保った密閉型のほかに様々なタイプのスピーカーがあるわけですが、通常想定される場所以外のところからエアーが漏れますと音質も想定外の物になります。

で、スピーカーターミナルからの漏れ方が結構すごいw
上記サイトの製品写真ではスピーカーターミナルがプラスとマイナスが別々でありエアーもそれほど漏れそうにない構造のものです。
今回入手したものはターミナル自体は扱いやすく良いものですがエア漏れがするようでは設計されていた音が出ていない可能性があります。

と、いうわけで、厚紙でパッキンを作成してやりました。

結果としては低域感が若干出てきたようでとりあえず処置は終わり。

5cm程度かそれ以下の小口径のスピーカーは扱い方によっては甲高く聞くに堪えない音になり易い一方で、上手に扱えば極めて定位の良く分解能の高い音質が楽しめます。

今回のDB PM-7Sですが、大変ハッキリ聞こえるスピーカーですがややもするとき気疲れしそうな音質でした。パッキンを製作して使用することで音質は多少改善されましたが小口径スピーカーらしい特徴を色濃く感じました。できればここで想像以上の低域感があれば驚くんですがそこまでは無かったです。

とはいえ、他とは違うクリアな音質は一度聞いてみても良い物かもしれません。個性的で良いですね。

お値段は高めな気もしますがアクリル素材を使用しそれなりの精度であれだけきれいに作ってあれば致し方ないかも?おそらくハンドメイドではないかと思います。構造部分に斜めの面もありその接合面などの角度は普通の個人では加工する事が難しいでしょう。そう思うとなかなか大したものです。

そういえば、フロント面から空気を抜くというものでマイクロピュアというメーカーのスピーカーがありましたね。
こちらもお値段がなかなかしっかりしていますがこういうアプローチのスピーカーも探すと案外いくつかあるのかもしれないですね。



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