こんばんは日暮です。
トヨタのアクアの事とかちょっと書こうかなと。
仕事でアクアに乗る事があるんですがインターネットのレビューとの格差がいろいろあって非常に複雑な気持ち。
インターネット上の情報の多くが匿名での書き込みですから、トヨタのアンチの方であったり誤解も含めたストレートな感想だったり、比較する車種の問題だったり、読む人にとって正確な情報を得るというのはなかなか難しいと思います。
で、まぁ、このブログも得体の知れないおっさんの書いてる物ですので結局同じかもしれませんが、インターネット上の質問サイトの回答者よりかは多少存在感があるかな?とは思います。
質問があればコメントからどうぞ。
で、アクアの選定理由。
・移動にお金をかけたくない
・それなりに長距離(30キロ程度)走るのに疲れにくい性能
そんな感じ。
で、
・燃費が良く一番安価なハイブリッド車
・1500cc(税金面
・手ごろなサイズで低重心で走行性能も軽より良さそう
と、いう感じで購入動機は満たされている模様
いまいちなところは
・内装が貧相
・小物入れがあんまり充実してない
・後部座席の足元はもうちょっと何とかならなんだか?天井も低い
・斜め後方の視界が悪い(いまどきの車はこんな物かも?)
・まれにハイブリッドバッテリーの充電のために停車時にエンジンが始動すると回転数が高めでちょっとうるさい。(運転中のエンジン走行時よりうるさい)
・ブレーキがなれないとガックンしてしまう。(今は慣れてほぼスムーズに止まれるようになりました)
でしょうか?
値段の割りに装備がイマイチなんていう話がありますが、エンジンとかにお金かかってるんで仕方が無いって話もあるので、そこはヴィッツに200万出すかアクアに200万出すかって話かなとも思います。
で、インターネット上の情報で特に温度差があるのが「燃費」
「カタログに34キロ(初代)と書いてあるのに実際には23キロだった」
(;・ω・)・・・乗り方によります・・・
カタログに書いてあるのはおそらく・エアコンをつけず・オーディオをつけず・ヘッドライトも点けず、などなど燃費が悪くなる要素がいろいろ省いてある上に、特定の条件での測定ですから「最大でこの燃費!」という程度の参考値。
当方の条件では以下のような燃費となりました。
・オーディオは使う
・エアコンは使わない
・追越など急加速はしない
この条件で最高でリッター29キロでした。燃費の測定は燃料を満タンにしてからトリップメーターをリセットし、次回燃料を満タンにしたときに走行していた距離と補給したガソリンの量とで計算しました。メーターパネルの燃費表示より実走行はおおよそ2キロ/リットル程度少ないようです。
また、この夏で一番燃費の悪い時が23キロ/リットルでエアコンを使用したりなんどか追い越し加速をしたりしました。
アイドリングストップのつく前の軽自動車ですとリッター13キロなんてのも普通にあったと思いますのでおおよそ2倍の距離を走るといえるのではないでしょうか? また、乗り方によってはカタログに書いてある34キロも狙えるのかな?と思える距離にも思える???
燃費については以上です。
乗り心地に関しては低重心という売り文句のとおりフロントに安定感があり軽自動車と比べますと車格なりの安定感があります。やや遠乗りをしても軽自動車よりは疲れが少ないであろうと思われます。
しかし、おそらく2リットルクラスのセダンよりかは安っぽいかもしれません。どちらかと言えば小型車の枠を大きく出る事はない程度なのかなと。で、ある程度突き上げなどもありますが個人的には目くじら立てるほどではないと思うので、心配な人や気になる人はもっと大きい車を買ったほうがいいです。・・・ですが、維持費がね? 維持費を考えたらこの性能は十分ですよ。
加速性能については非常に難しいところです。
第一印象はよろしくないです。
アクセルの踏み量と加速度があまりシンクロしてないようでマニュアル車と比較するとまどろい感じです。ややもすると軽自動車よりも遅くなりますし、気にせず踏めばそれなりに走りますがアクセルの踏みはじめには加速度が感じにくいです。その上で、それなりに踏んでいればやはり軽自動車よりちゃんと早いです。
これが発進加速時の話。
ある程度の速度で走っているところからの加速は若干のレスポンスの遅れがあるかもしれませんが1500ccらしい走りのようです。力強さを感じる加速をする事が多いです。(一般的な1500ccらしい走りという意味で。スポーツタイプの1500ccと比べた場合は知らないです)
と、いうわけで加速性能に関しては一般的な走行には過不足無く、スポーツ走行にはやや物足りないと感じられるのではないかと思います。ただアクアの、G'zの場合は加速性能が良いとの噂も聞いています。事実だとすればアクセルの踏み込み量に対するレスポンスの設定がコンピューターで変更してあるのではないかと思います。
それ以外の思わぬ良かった点は
・発進時のEV走行からエンジン始動時がそこそこ静か(最初はいつエンジンがかかったか気付きませんでした。アイドリングストップ車両と比較すれば雲泥の差です)
・エンジンにベルトがない
(ベルトの音がしませんし、交換も発生しません)
・エンジンオイルが汚れにくい
(エンジンが動いている時間が減っているので当然)
と、いったところでしょうか?
ですので、個人的には内装と小物収納がイマイチな所が特に気になりますがそれ以外は移動手段としてみたときにそこそこ十分な性能かと思います。
まぁ、車ってかなり運転者との親和性が難しい道具ですから乗る人によってどこにNGが出るかなんて分かりません。
とりあえず、初代プリウスが1997年に発表され、来年にもなれば20年です。アクアもプリウスの十数年の技術の上に設計されているわけですから信頼性は高いかと思います。購入を検討されている方はぜひ多方面から情報を仕入れそして十分な試乗をされてから購入されると良いのではないかと思います。
個人的には年間走行距離の多い方にはなかなか良いと思います。年間2万キロ走行すると仮定するとガソリン代が9万円から10万円ほど違ってくるのではないでしょうか?耐久性もプリウスのタクシーを見る感じでは近いシステムを搭載しているわけですから期待ができそうです。
当方がネットでいろいろな口コミを見た感じでは「低コストの安物」「壊れて当然」「ハイブリッドバッテリーの交換で結局高い物につく」などのマイナスイメージの口コミのいくらかはアンチトヨタの方の願望に見えるところもあります。
アクアは2011年12月末に販売開始、まぁ、実質2012年から販売されたような物で耐久性を評価するにはまだ早いですが、今後が楽しみな車です。プリウスタクシーの耐久性があるのならコストパフォーマンスは軽にも勝る可能性があるのではないかと思います。
ではではまた!
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