諸般の事情でここ数日何も書けませんでした
てとてと、それの挽回ではありませんが、なんか作りましたよ
こんなんです
表がつまみ1個なのに対して、裏は16個のRCA端子がびっしりw
6ch(6台12回路)を切り替えるセレクターボックスです
今回6chのセレクターを作ったのは6ch分のロータリースイッチがあったから6chとなっただけです
おそらく4chのスイッチなら4chでした
(6台も何をつなぐかって、なかなかないですね・笑)
内部はけっこう雑な作りですが、一応はシールド線を使って内部配線はしてありますので、他のチャンネルで再生中の信号は他のチャンネルには影響が出ていません
アースは6ch・12回路全てつないでます
ロータリースイッチで切り替えているのは信号線のみで、アースは切り替えていません
アースを共通にする事で他チャンネルの信号の影響を受けそうな気もしますが、1chにCDプレーヤーを接続・再生し、ヘッドホンアンプのボリュームを最大・感度の良いヘッドホンを使用し、空きチャンネルが影響を受けていないかをチェックしましたが、まったくわかりませんでした
おそらく、この様子なら左右のチャンネルセパレーションも良好でしょう
なお、このセレクターは出力が並列接続で2系統用意してありますので6in2outという使い勝手に優れたものになってます
実は、ソフトン・モデル5を先日より使用していたのですが、低能率ヘッドホンを使用した場合に音量に余裕が無い・ボリューム全開でも聞けてしまうという物足りなさを感じておりまして、その原因がソフトン・モデル5を通すことで若干ゲインが落ちることだと判明しました
KA−10SHは過剰な出力が無いので低ノイズ、低歪み、高音質を実現していると思いますが、ライン出力の弱い機器&低能率ヘッドホンの場合はややもするとボリューム全開でも音量が物足りない場合もあります
そういったギリギリでの動作状況ではわずかでもゲインを減少させる「モデル5」はいただけないのです
今回製作したラインセレクターは小型であり、ゲインの減少は無く、チャンネルセパレーションも良く、シンプルな構造で信頼性の高いものです
様々な比較試聴の際に役立ってくれるものと思います
そういえば、キモのロータリースイッチですが「セイデン」のロータリースイッチを使用しています
セイデンで無くても良いですが、セイデン製のロータリースイッチは操作感が良く、信頼性が高く、また部品単体を見ても美しいものです
(高いのは高いですが(^^;)
現在のコスとパフォーマンスを優先しなければならない大手メーカーでは作ることは難しいのではないかと思います
手間はかかりますが、それほど作るのは難しくないので、興味のある方はぜひチャレンジしてみて欲しいです