kondou製作所のブログ

趣味の個人サークルKondou製作所のブログです。

ライントランスの良いところ

今日、ヤフオクを拝見しておりましたら、ライントランスで名高い?マランツ DLT−1(中古)が割りと高値になってました

2万円前後が多いですが、何故かけっこうお値打ちに落札される時もあり、欲しい方は気長に希望価格を入札して見ると良いと思います

一概には言えませんが、ものとしてはそこそこポコポコでているみたいです(ここ数ヶ月のチェックによる)

で、ライントランスですが、CDプレーヤーなどのデジタルオーディオとアンプの間に入れると不要なノイズを取ってくれるというもの

おそらく、一般的にはこのように言われていると思います

・音の嫌な刺激が無くなる
・デジタルノイズなど不要ノイズが無くなる
(ライントランスを通過する周波数帯は限られる為、異常に高い周波数などは通らないそうです・ノイズフィルター効果)

個人的には
・低域の輪郭が良くなる
・上記をふくめて定位が良くなるように感じる
・音が滑らかになる
・自分の耳では特に音質劣化という感じはしない
カリカリした音が好みの人には確かに向かないかもしれない
・DLT−1は特に低音がしっかりする気がする


イントランスの注意点

アースはおそらくプレーヤー、アンプ、ライントランス(DLT−1など)はそれぞれをアースでつないだ方が良いです※

(※筐体にアースターミナルがある場合はそこからアース線を出してつなぐといいです 無い時は適当なネジにアース線をかませると良いでしょう)

もし、ノイズが気になるときは、アーシングを行うことで改善するはずです
この場合、「アースがループする」「アースからノイズが回り込む」という心配をする方もいると思いますが、自分の耳でノイズがするかどうかが問題ですので、気にしないでノイズが減るならアースした方が良いと思います

自分の場合はRCA端子のところにずずめっき線を取り付けて乱暴にアースをつないでいます
それでも、ないよりはずっと静か(というか、ノイズはしません)


取れるノイズはどんどんとりましょう


あ、そうそう、ライントランスの良いところですが、半導体などの電子パーツを使わずに、自然に音を変化させる点がとてもよいのです

イコライザなどで音質変化を行うことは可能ですが、イコライザという機器に発生するノイズがどうしても追加されます

イントランスには「残留ノイズ」というものは存在しません
電源も無いので、電源ノイズもありません

トランス内部で信号を受け渡しする際に、必要な信号のみを受け取り、送り出す
信号にノイズを付加させたりする事無く、音質に変化を与えてくれると思います

ですから、この音色が好きな方であれば導入に対する不安というものはとても少ないと思います

イントランスの仕組みですが、コイルを向かい合わせて、反対側のコイルに信号を受け渡すものです

この仮定で、間違いなく、ノイズフィルター効果はありますし、信号も直流成分は100%カットされます

受け渡し損失がまったく無いとはいえませんが、上記の効果は間違いのないものです
しかも、それ自体は増幅器でもなんでもないのでノイズが発生すると言う事も無いです

ちなみに、自分は受け渡し損失を心配したのですが、予想以上にクリアな音に聞こえ感動すらしました

過去の音響機器は入力、出力、信号伝送、それぞれにトランスがついていたようです

真空管アンプの多くは今でもトランス出力ですし、そのトランスが美しい音を出すための大切なパーツとも言われています

そう思うと、性能が高いのは当たり前なのかもしれません

そんなわけで、ライントランスはオーディオ好きなら1度は試してもいいアイテムではないかと思います