このアンプを組み立てましたですよ。
春日無線変圧器 ＫＡ−０８ＳＥ
ＰＣＬ８２（１６Ａ８）シングルステレオアンプ
http://www.e-kasuga.net/goods.asp?id=72
（ ゜ヮ゜）ﾉﾉ＜今日は写真ないよｗ
で、組み立てたアンプですが、厳密にはリンク先と同等品の初代モデルです。
買ったものの、諸般の事情で今日まで組み立てできずにいたアンプなのです。ようやく形になりました。
で、このアンプの特徴を列挙してみます。
・初心者向け（でも、難しいかも？侮ってはいけないと思いますｗ）
・重量感のある鉄製シャーシ（すごくいい！小さな本物って感じ！）
・２ｗ×２ｃｈ、トランスは同出力帯のＴＵ−８７０よりも大きいか？（トランスメーカーのアンプキットですしね！）
・ちゃんとチョークトランスを装備してます！（トランスメーカーのキットですから！）
・スタイルが小さくても本格的なパーツレイアウト（古臭いと見る人もいそうですけど、いいもんですよ。音質を考えれば自然とこうなるというレイアウトでもあります。）
・お値段ニーキュッパ！（３万円以内に抑えようとしたんでしょうね〜 でも、むやみに安価にしてチョークトランスをケチらないこだわりを感じます。一応、安価なキットを用意されてますからこのキットで２万円に抑える必要ないですし。）
といった感じでしょーか？
こっちの趣味が無い方からすると「３万円は高い！」って方もいらっしゃるかと思いますが、個人的にはこの値段でよくがんばっている方ではないかと思います。海外製で安価な物もありますが単純には比較できません。関東にお住まいであればぜひ試聴にお出かけしていただきたいと思います。
で、本題のアンプの音の方なんですがなかなか良いです。
完成・通電直後はボケたような音で、もちろんエージングもまだまだな訳ですが、それでも２・３０分も再生していますと良い音が聞こえ始めました。
どこがどう良いのかですが、２ｗの出力と聞くと非力な気がしますが、さして能率が高いとはいえないスピーカーでも驚くほど良く鳴ります。もちろん無理をさせれば音割れはしますが、通常聞くのには十分な音量でしょう。
そして、滑らかでクリアな音質です。また、独特な立体感が良い感じで音がしっかり前に出てくる感じがします。この辺りは春日無線変圧器さんのアンプキットならではでしょうか？（２ｗ以上の出力でも音構えに出てくる感じがしないアンプもあるんですよねぇ・・・出力が多いのと音が良いのは比例しませんね。）
回路やアンプの内部を見ると簡素な感じで「こんなに簡単で音が出るの？」とすら思いそうですが、実際の音とのギャップが大きいと感じます。音を出すところまでくれば価格と音質について納得される方もいらっしゃるのでは無いでしょうか？
難を言えば出力の関係からドスンとくるような低音再生が望めないのは確かですし、人によってはそれが許容できないという方もいらっしゃるとは思いますが、これはこれで聞いてみるととても魅力的な音質です。（なぜそう感じるのかについてはいろいろありますが、理屈よりもまず聞いてどう思うかも大切かと思います）
このアンプはエレキットならばＴＵ−８７０か８８０辺りになるアンプだと思いますが春日無線変圧器らしい上品さを感じる音作りで個性的な魅力があります。エレキットしか組み立てたことが無いという人にも新鮮な楽しさを感じさせてくれる良いアンプと感じました。
（ ・ω・）ﾉﾉ＜比較的小型ですが本格的な真空管アンプでお勧めできます♪
ソケット周りの配線で多少難しいかな？と感じる部分はありますが、初心者の方にも製作になれている方にもお勧めできる内容では無いかと思います。
真空管アンプというと最近では華美な装飾や球の構成で高価、その一方で真空管アンプの本来の良さである耐久性・いじる事のできる余地がないなんて物もあるような気がしますが、春日無線変圧器さんのアンプキットは質を大切に華美な装飾にお金をかけず物に見合った価格の良心的な物だと思います。
プリント基板やプラスチックパーツを多用した安価で見た目の良い商品が氾濫する中で真逆をいく数少ない本物といった感じです。こういった商品を提供していただける春日無線変圧器さんには本当に感謝です。
次に組み立てる予定のＫＡ−２８ＳＥがまた楽しみです。
（＾−＾）
注意
・春日無線変圧器さんのアンプキット以外にも違う魅力・良さを持ったアンプキットを販売するメーカーさんはあると思っています。
・個人的な感想であって異論はあるかと思います。
・あ、でも、金属性シャーシでこの構造と音質は長く付き合える良いアンプだと思います。
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