kondou製作所のブログ

趣味の個人サークルKondou製作所のブログです。

KA−10SHの最近のお勧め

便利!10通りの使い方が出来る多機能キッチンバサミ♪

ドライバーが付いてるとか、キッチンで何するつもりですかw

>ささやかな謎

こんにちは日暮です。
便利な多機能か、わかりやすく小型な単機能か、どちらが良いとは言えませんが良く考えて選びたいものです。何でもできるものは何をやっても中途半端だったりします。まぁ、かといって一点豪華主義よりもバランス形のほうがいいような気もします。


さて、KA−10SHのお勧めプチ改造(パーツ変更)について。
現在のKA−10SHは改造するところが少ないですが、自分の好みとしては以下のような改造をお勧めします。(改造は自己責任・内部をいじる場合は必ずコンデンサーの高圧電気を放電させてから!わからないときはいじらない!)

カップリングコンデンサーの変更
標準のフィルムコンデンサーはさっぱりしたというか、切込みが良いというか、そんな音だと思いますが、オイルコンなどにすると音に少し太みが出てきます。オイルコンといっても様々な物がありますのでいろいろ試すのが良いです。

なお、個人的な好みとして春日無線変圧器オリジナルのオイルペーパーコンは良くわかりません。当方の組み合わせと当方の音の好みからすると好みではないです。いろいろ組み合わせていく中でこれが合う場合もあるとは思いますが「これだけで大満足!」という事は無いと思います。

・ボリュームの変更
ギャングエラーの少ない高級タイプが良いです。入手が容易で価格も手頃なところですとアルプスのRK27、あとはソフトンの「小型22接点抵抗切替え式アッテネータ」があります。
また、高価で機種によって取り付けに加工も必要ですが「東京光音プラスチック抵抗ボリウムCPシリーズ」は音質面でも良い気がします。

なお、ボリュームを変えますとやぐらアースはボリュームまで伸ばせませんので適当なところでカットして変わりにより線でボリュームまで延長します。

・配線材
ボリュームから真空管に行くまでの配線を好みのものに変更するのも手頃な改造です。細い線が集まったより線や針金のような単線、太さや材質、メーカー違い、またビンテージ品など意外と試せる幅があります。個人的に試して面白いと思うのはビンテージ品の銅単線にエナメル被服がされ、さらにそれをシルクかコットンで被覆した物にさらにワックス(蝋)漬けにしてある物です。近代の細いポリウレタン被服銅線も面白そうです。

なお、これらの変更の際は、ハンダ付けは真空管に近いほうから配線し、最後にボリューム側に配線しましょう。(他のオーディオ工作にも生かせる知識です)

ボリューム側から配線しますとボリュームにつけた線の先端が思わぬところに接触し、接触したところに電圧が残っているとボリュームが即死します。大したことのない知識ですが大切なパーツを守る知識です。十分な放電と安全を考えた順序による作業が大切です。

真空管について
KA−10SHには標準付属でTORNAL・PHILIPSが付属していたりしますが、お勧めはTORNALかそれとほぼ同等なロシア製真空管です。PHILIPSについては自分の好みではないです。(そんなに悪くも無いですが)

また、所によっては不人気なロシアの6n1pも好きです。(夏場は使いたくないですが)6n1pは6DJ8と完全互換ではないですがKA−10SHで使用できます。

高価な球も良いですが安価な球をいろいろ差し替えて楽しむのもまた一つ。高価な球は大体品質が優れているのですが、それ以上に「品薄・無い高」といった希少価値による価格というものが多いようです。

( ゜ヮ゜)・・・今安い球も、その内には値打ちが付くようになる・・・かな?w

真空管のノイズについてですが、爪でつついてノイズが聴こえる球と聞こえない球がありますがシャープな音質を求めるなら聞こえない物がいいかもしれません。柔らかさを求めるなら音の聞こえる物が良いような気がします。(根拠はなんとなく・←)まぁ、高価な球の中には振動に強くなおかつ美しい響きを感じる球もあるようです。それも含めて小さな違いかもしれませんがいろいろな球があるので面白いです。

なお、無信号時に「ジジジ」とか音がするもの、さらにはその音が徐々に大きくなっていく物はあまり好ましくないような気がします。「バチバチ」いうような刺激的なノイズのする球はやめておいた方がいいです。MT管では経験は無いですが6l6でその様なノイズが出て死亡した球を経験した事があります。ヘッドホンの場合は耳を傷めたりヘッドホンをいためる可能性があるので注意したいところです。



とりあえずはここまでー

他にも変えられるところはありますが、上記の部分が簡単で変化も感じられやすいかなと思います。他の部分はまた別の日に。

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