kondou製作所のブログ

趣味の個人サークルKondou製作所のブログです。

TU−873LE 872LE マイナーチェンジの件・ハンダ鉛の話

今日、先日組み立てたエレキット TU−872LEと、その前に組み立てたTU−873LEの取り説を見比べてみました

873は2004年の取り説で872は2006年

うろ覚えですが、確かこの「LE」モデルは限定で2回、それぞれ、おそらく500台とかで販売したと思いますので、おそらく再販時に型番を変えないでマイナーチェンジだけを施して生産販売した物だろうと思われます

(´ д`)<わぁ、そう思うと TU−873LE後期型とか気になるわーwww

そうそう、そういえば、今回組み立てるときはハンダは日本アルミットのKR−19SHRMAを使用したのですが、その前は和光テクニカルの銅入り銀ハンダを使用してました

自分の最近の傾向ですが、正直なところ銀ハンダは作業性、仕上がり、パーツ保護の面であまりお勧めできないなぁと・・・

少なくとも、初心者の方が扱うには、銀ハンダは融点が高く、芋ハンダになりやすい、ハンダ付け不良を起しやすい、パーツを焼損しやすいなど、音質、環境の面を除いてあまりにもお勧めできない要素が多いと思います

少なくとも、ハンダ付けに不慣れな方でしたら、最初は製作のしやすいキットでハンダ付けを練習してから本命を製作するとか、鉛ハンダを最初から選択するのがお勧めです

今回は鉛ハンダで製作したので、仕上がりも美しく、溶け込み(接合)も良好だと思います

特に、KR−19SH RMA というものは特にハンダのノリが良く、また、ハンダ付けを修正する場合にもハンダ吸い取り線で綺麗に除去できますし、プリント基板の痛みも少ないと思います

まぁ、KR−19にこだわらなくても、一般工作ならば60:40のプリント基板用鉛ハンダを使用すればハンダ付けはしやすいです

銀ハンダは慣れてくれば美しくハンダ付けできますが、高い温度でなければ溶けない(融点が高い)ので、樹脂製のパーツは耐熱であっても熱損傷しやすく、2度3度のやり直しとなると失敗する確率は倍増します

正直、後々の修理の事を考えると鉛ハンダの方が都合が良いんですよね

無鉛ハンダ、銀ハンダ、といった物には音質向上を狙った物もありますのでそういったものを楽しんだり、環境に配慮する姿勢も良いことだと思うのですが、実際の製作に当たっては自分のハンダ付けレベルや、工作対象物などに合わせて2,3種類のハンダを使い分けしたいですね

また、銀ハンダの音が良いという話もありますが、過去の名機はもちろん鉛ハンダですし、鉛ハンダでも音の傾向はいろいろあるようで、それが銀ハンダと比べて劣るとか、勝るとか言う話は簡単には出来ないようです

少なくとも鉛ハンダではまともな音が出ないとか、銀ハンダに比べて音が悪いという事はありませんので、その点は誤解しないで、出来れば作業性、確実性、パーツの保護を考えて扱いやすい物を選ぶ方が趣味で製作する物の場合にはお勧めかと思います