kondou製作所のブログ

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現在SPENDOR S1が・・・

今、パソコンの置いてあるスチール棚の上の段に、spendor S1というスピーカーが置いてあります


spendorのスピーカーは、他にs3/5という機種を持っていますが、s3/5があまりにも良かったのでS1のジャンク品が比較的安価にヤフオクで見つけたので購入したのです

spendorの好きなところはMDF合板の上につき板を張って作られているエンクロージャー(キャビネット)です

S1は比較的安価なモデルで、中古も3万円前後で取引されていると思いますが、このモデルであってもそれは変わりません

なんと、つき板(自然の木)は左右のエンクロージャーのバッフル面の木目が合わせてあり、極めて美しい左右対称の木目になっています

木目調の塩ビシートを貼ったものならば、いくらでも木目?は合わせられますが、天然の木材の木目をあわせるというのはコストをかけ、こだわりをもって製作しているメーカーでなければお見受け出来ません

デザインも大変シンプルで、長年使っても飽きがこないよさがあります

spendorは樹脂製コーン&ラバーエッジのウーハーユニットを採用するものが多いようで、この機種は「SP3/1P Bass Unit」という物が使用されています

これは、おそらく上位機種のウーハーユニットをそのまま使用しているものと思います

内部の吸音材は「ただのスポンジ」のような物がそこから背面、上面に対して1枚沿わせるように入っているシンプルなもの

エンクロージャーは先に申し上げたように薄めのMDFにつき板、その内側になにやら響きを制御する板のようなものがホチキスと接着剤を使用して貼り付けてあるようです

spendorの音というのはおそらくこの比較的薄めのエンクロージャーによる響きも含めたバランスの良さなのではないか?と思います

ちなみにs3/5とくらべまして、低域が強いですので、これが気に入らない方は適当な詰め物をバスレフポートに突っ込んでやるとずいぶん大人しくなり、すっきりとした音調となります

これは使用する部屋の広さによってバランスを取るのが良いと思いますので、いろいろ試してみるのが良いでしょう


個人的にはラバーエッジの耐久性などが気にはなるのですがイギリス製だけあると感じさせる、どことなく湿ったような落ち着きのある音調とハッとさせるようなリアリティーを併せ持つspendorのスピーカーは大変好みです
また、外装もウッドワックスなどで磨きこんでやりますと実に美しい艶、木目などで飽きのこない美しさを楽しませてくれます

おそらく、こういうものを本物だというのではないでしょうか?

と、言うわけで、わりと絶賛していますが、コスパが良いのは良いですが、できればs3/5以上がお勧めではあります

生産時期によって差があるのですがスタンダードなs3/5は中古で5万円前後であるようなので一応、こちらを一押ししておきますw