kondou製作所のブログ

趣味の個人サークルKondou製作所のブログです。

フルレンジ1発と低音不足

フルレンジ一発のシステムは総じて「低域不足」という事があるかと思います

タイムドメインスピーカーなどは歪みの問題などで特に小径のフルレンジスピーカーが使われていますが、これに対して低音不足を指摘している人も多いかと思います。

で、低音は出ていないのかといえば、そうではないです。

手に持てるほどの小型のスピーカーであれば小音量にて再生し、自分の耳元でちょうど良い音量となる程度にして耳に近づければ淀みのない低音がそれなりに出ていると思います。

ただ、それでも再現できない低い音の感じはあると思います。振動にも似た感じは出せないと思います。

また、無指向性・12面体スピーカーと呼ばれる物があります。

これはサッカーボールのような12面体のエンクロージャーに12個のスピーカーを取り付け、それをステレオならば2個用意して使用する物です。

先日、SOLID ACOUSTICSというメーカーの(倒産)ASSAMというものを入手しましたら、専用の「イコライザー(音質調整機)が付属していました。

これは、一般的な12面体スピーカー(フルレンジユニットを12個使用する物)は低域が不足するというところから専用に調整する為に使用する物だそうです。

このフルレンジユニットは12個あっても所詮5cmユニットであり低音が十分出せないのでしょう。

ただ、ここで少しヘッドホンについて考えてみます。


ヘッドホンですが、密閉型ヘッドホンの中にはイヤパッドに少し隙間が開くだけで低音がさっぱり抜けてしまう物があると思います。

また、この低音をスピーカーで再現する事も難しく、ヘッドホンならではの音質といえます。

さて、ヘッドホンはなぜ低音が出るのか? フルレンジユニットという点ではスピーカーと変わりません。

結局のところ、振動を無駄なく耳に届ける事ができる、圧力が抜けないというところが違うのでしょう。

で、またスピーカーに戻ります。

うちわを振れが風が来る、箸を振っても風は来ない、小径フルレンジスピーカーで再生できる低音にはその面積による制約があるわけです

ヘッドホンでわかるように耳から距離が離れる事で、低音も届きません

(;゜д゜)・・・フルレンジ1発には救いはないのか?

・・・って思ったんですけどね、12面体スピーカーでイコライザーを使用していたようにフルレンジ一発も、フラットな特性のアンプであれば低音が足りなくなるのは当然なわけです。

正直なところ、良い音源、フラットで歪みのないアンプ、正確に振動するスピーカー、これらだけがあれば「良い音が聞けるのでは?」と思っていました。

とりあえず、低音に関してはマイクで拾った信号をそのままアンプで増幅してスピーカーを振動させてもスピーカーとリスナーの距離によって低音が減少してもとの音にならないのではないか?と考えましたので、その補正が必要なのかもしれません。

また、逆に、その仮定が正しければ広い周波数をカバーする、特に低音が十分に出ているスピーカーというのは、スピーカーの方で低音が多く出るようにチューニングしておかないと、実際に試聴したときに低域不足を起こすはずです。

このあたり、もう少し調べたり、実際に実験してみる必要がありそうです。

後、こういう事を書いていて、何より思うのは

(;゜ヮ゜)ノノ<自分の無知をさらけ出すのは恥ずかしいという事ですǯ(言っちゃったw

まぁ、揚げ足取られるより、先にごめんなさいって言っておきますwww

素人にとって、オーディオは本当に謎の多い趣味ですね。 ゆえに面白くもあるという事ですね♪