PIONEER CS-X3というスピーカーのジャンク品をハードオフで発見・捕獲しました。
(;゜д゜)・・・外見最悪や・・・
ネットは凹み、コーンは焼け、エンクロージャーは傷があって、「すべてのユニットから音は出ました」というpopが無ければ手を出さなかったというぐらいのもの。
一応、詳細
PIONEER CS-X3
販売価格:36,000円
能 率 :80.5dB/W(m)
インピーダンス:6.3Ω
サイズ :150〜20,000Hz W118×H188×D112mm
重 量 :3.6kg
発売日 :1977年
( ゜ω゜)古いスピーカーですね。
古いも古いスピーカーですが、個人的には次のポイントが素敵です。
・超重いエンクロージャー
(;゜д゜)<重い!硬い!箱が鳴る気がしない!
・ボイスコイル左右出しウーハー
( ゜ヮ゜)ノノ<なんかバランスが良く見えるね!(←
・穴空きポール
ボイスコイル内部の圧力変化を少なくする穴あきポール(マグネットに穴が開いてるやつね)はpe-101aを思い起こさせます。
・地味な外見
地味すぎ!外観では売る気無いでしょ!w でも、質実剛健という感じがすばらしいです。(最近はこういうの無いですよね)
いやぁ、なんていいますか、本当に今よりもオーディオが盛んであった頃に作られたスピーカーらしいスピーカーです。
で、まぁ、購入動機はまだ他にもありまして、「箱鳴りを抑えたスピーカーというのはどういう音がするのか?」という興味もあっての購入でした。
個人的には箱鳴りも計算に入れた音作りをしたスピーカーも有りだという考えで、箱鳴りを押さえ込んだスピーカーはあまり良い物にあたったことが無いと思っていたりしまして(^−^;
実際にはごくごく普通の2wayな音で箱鳴りが無いのがわかる気持ちの良い良く通った音です。聴き疲れするような感じもありません。
ややもするとつまらないという人もいるかもしれませんが、こういうスピーカーは好感が持てます。
また、2wayですがサイズが小さいので定位が良く、音質が良いので少し音量を上げて聴くと「こんな小さなスピーカーから鳴っているの?!」と思う人もいるのではないでしょうか?
最近のスピーカーと比べて音が良いかと言われるとどちらがどうということも言えず、わざわざ探し出して高いお金を出して買うまでのものかといえばそれもまたどうとも言えませんが、悪いものではなく聞いてみる価値はある気がするスピーカーです。
後、箱鳴りはしないと言って良いスピーカーですが、インシュレーターは使用した方が良いと思います。
これは単純ながたつきをとるという話だけではなくスピーカーを浮かせてやった方が音が良い気がするからです。(←
(;゜ヮ゜)・・・気がするんです・・・
で、先日購入したオヤイデのインシュレーターを使用して聞いていました。
100のスピーカーに100の音色があると思いますし、それを楽しむのが面白いと思っていますので、ついついスピーカーを増やしてしまいますが、今回のCS−X3もなかなか楽しませてくれる素敵なスピーカーでした。
皆様もご縁があればぜひ(^−^)
なお、能率が低いですが2w程度の真空管アンプでもなかなか聴けます。
流派?によっては邪道の組み合わせですが、自分は良いと思いましたよ。やってみるもんです(笑
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