kondou製作所のブログ

趣味の個人サークルKondou製作所のブログです。

(頭の)病気の人とTU−895とかー

先日、ジャンクのアンプを1万円ぐらいで購入。

( ゜ヮ゜)~゜・・・安く買って、うまく直ったら塗装とかして痛いアンプを作るんだ!

(わざわざ壊れてるのを買って苦労して直すところに楽しさを感じているわけですが、こういうのはなんなんでしょうね?・苦笑)

で、それはエレキットのTU−895Rというアンプで6BM8という真空管のプッシュプルアンプなのですが、とにかく「程度」が悪いorz....

って、いいますか、程度が悪いから1万円程度で買えたわけで、普通そんな値段で買える物ではない(はず)なわけです。

どの程度に程度が悪かったかといえば、事もあろうに雨ざらし、もしくは何か薬品がかかったのかトランスカバーはさびプリント基板のパターン(配線)も腐食し何箇所も断線しているという有様。(屋外で雨ざらしになってたみたいな外観です)

プリント基板を除く構成パーツが無事(音が出る程度という意味で)なのが唯一の救いという程度のアンプでした。

外観はもとよりプリント基板まで侵されたアンプをとりあえず一日以上かかって音が出る程度にまで復旧しました。

マニュアル類は一切無かったのですが、基盤にいろいろ書いてあるので分解組み立ては案外と容易。落ち着いてよくみてやればアンプの組み立て経験のある人なら大体直せる感じの構成です。

で、真空管アンプといえば「シングルアンプでしょ!」というシングルアンプ信者の自分なのですが(もしプッシュプルを買うなら安いのはだめだという意味でもあります)細かいことを言わなければ思いのほか音が良いので正直びっくりしました。

音が良いといってもいろいろですが、TU−870でも感じた音の透明感とプッシュプルの為かメリハリのある力強い音に感じられました。
それでいて聴き疲れしそうに無い不思議な感じの音です。

前にも一度違うキットで6BM8のプッシュプルを作ったことはあったんですがこんなに音が良かったかなと。しかも、今回のTU−895Rは基盤を見る限りそんなに凝ったアンプでもないんですが?

とりあえず、音が出ましたので、今後は暇をみてトランスカバーの塗装や錆取りなどをしてかわいいアンプに仕立てたいと思います。



(しっかし、雨ざらしみたいなアンプは直すといってもリスクが高いですね。こんなに酷いとは思いませんでした。TU−895Rの中古は多分2万円から3万円の間であると思うので欲しい人はあんまり難有りなのは割に合わないかも? なお、組み立てがしっかりやってあればノイズが出てもたいがい真空管を換えたら直りそうな気がします。当方で直したTU−895Rは普通に聞く分にはノイズも無く(耳を近づければノイズがありますが)これなら良い音と十分満足できるレベルです。ネットに情報の少ないTU−895Rですのでまた写真などもアップしたいと思います。)


346757