kondou製作所のブログ

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TU−873(初代?)とか〜

先日購入したTU−873(多分、初代)ですが、購入してからいろいろ調べてみてわかったこと。

販売順にTU−873 TU−8730 TU−873LE TU−873LEⅡという事で、今回入手した物は結構古い物のようです。(おそらく1998年か前後に発売された物ではないかと。この頃はまだネットやホームページの普及期だと思うので情報もかなり少ないです。)

で、価格的には大体8万円前後のメーカー希望小売価格のキットですね。値引きがあっても6万円後半から7万円台かと。

あと、回路構成ですが、どうやら初代からモデルチェンジのたびにちょっとづつ変えてあるようです。

購入したTU-873は音声信号がボリュームの後に抵抗を経て真空管に入力されるのですが、それ以降の機種ではコンデンサーを得てから抵抗を通って真空管に入力されるようです。どちらが良いかはなんともわかりませんが、音質の違いはあるかと。

他にもちらほら違うのですが、取り合えず入手したTU−873はさっそく負帰還を無くしてみました。
回路図は無いのですがプリント基板を見る限りNFB配線の抵抗を各チャンネル一箇所、合計2個を外せば良いようです。

回路がシリーズ中シンプルなところにNFBをかけないようにしたためかあっさりとした見切りのよい感じの透明感のある音になった・・・かな? とりあえず聞ける音です。(耳音痴だからかも知れませんけど)

( ゜ヮ゜)・・・でもまぁ、どっちでも良いかな、違いはわかんないやw 

(また近いうちに元の回路に戻します)

で、ちょっと最近使っていたTU−872LEと聞き比べてみたんですが遜色なく厚みのある良い音で古いモデルであってもやはり300Bかと思いました。(2A3が悪いわけではないですよ。多分、その辺りは好みではないかなと。2A3BとかCとか好きな音ですし。)

今回中古で3万円で購入したわけですが、この音で動作品なら満足かも。
(3万円で買えるアンプとして考えれば他の候補もたくさんあると思いますが300Bシングルアンプを買うと思えばの話ですよ(^−^;)

あ、後気付いたことですが、最近の中国製の真空管と比べると付属してきた中国製の300Bは作りがちょっとつたないかなと。逆に今の製品は良くなっていると思いました。

真空管の製造分野については中国の技術力は着実に上がってきているのかも。高槻電気さんが国産の300Bを作っていますがペアで10万円を越えるお値段なのでなかなか手が出ない現状からも中国製の品質が上がってお値段が据え置きならばありがたいことです。

まぁ、そんなこんなで、今回中古を購入して音以外の部分でもいろいろ考えさせられました。

あ、あと、中古の873に付属してきた中国製300Bを見ていて結構長持ちしているのかなと。

真空管=寿命が短い・切れるというイメージもあったりしますがあたりハズレを除けばそんなに心配いらないのかななんて。この球が今後末永く楽しませてくれたら嬉しいです。


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