kondou製作所のブログ

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AUTHENTIC NEC HBS-2とかー(タイムドメイン)

タイムドメインスピーカーの中で情報が少ない物の中に「HBS-2」という機種があります。AUTHENTICが製造? NECが販売(多分パソコンのバンドル品)したのが HBS-2という事だと思うのですが、これ、個人的にはなんともなんともなんともうーんなのです。

おそらく、タイムドメインライトの方が感動が大きいかと。

で、自分は以前に短期間所有し、中も見ました。
内部はうろ覚えですが内部には特に吸音材はなく、筒状ですがネジを緩めれば前後に割れる構造で、スピーカーユニットはスポンジ状のパッキン?のような物で本体にセットされていたように思います。

グランドアンカーのような物は確認できず、タイムドメインのスピーカーの条件からするとスピーカーユニットがフローティングされている事が当てはまるかなと思いますが、それ以外に関してはあんまり当てはまらない構造だったように思います。

結果としてスピーカーが上向きの無指向性フルレンジスピーカーという感じでした。プラスチック製のボディーの鳴りも感じられ音質として高い評価が出来るかといえば当方からは言いかねる音質でした。

タイムドメインスピーカーに興味を持ったものとしてはA「HBS-2」は一度は聞いてみたいけれど、一度聞いてなお所有し続けたいかどうかは結構判断が難しいところかもしれないです。

ところで、自分は都合「タイムドメインミニ」「タイムドメインライト」「NEC HBS-2」「yoshii9」「TD307」「TD307Ⅱ」というタイムドメインスピーカーを一時期でも所有し聞いたわけですが、縦型タイムドメインスピーカーでまだ聞いたことのないものがありますので、それはちょっと気になっていたりします。

あと、タイムドメインスピーカーで言えることは「ただのフルレンジスピーカー」ではないということでしょうか?

自作・市販品共にフルレンジスピーカーはいくつか聞いたことがありますがタイムドメインスピーカーは総じてクオリティーが高い音です。それもそのはずで、広いバッフル面を持たないことやユニットの固定方法・強度に配慮されたエンクロージャーはタイムドメイン理論はさておいてもオーディオとして基本的な要求事項であるからだと思います。

一般的なボックスタイプのフルレンジスピーカーシステムは製造上の問題やコスト、またデザイン上の問題でなかなか上記の条件を満たせない物がほとんどだと思います。ですので、それらと比較してクオリティーの高い音であってもそれは当然のことと言えます。理論が嘘くさいと言う人もいらっしゃるかもしれませんが、やってることは極自然・当然のことを具現化したものではないかと思います。理屈にとらわれずにまずは聴いてみるのが良いかと思います。

そういえば、うちのyoshii9ですが、センターキャップが凹んでいるわけですが、近いうちにユニットを交換する予定なので思い切ってセンターキャップを丁寧に「全部凹ませ」ました。中途半端に凹んでいるのがよくなさそうでしたので逆ドームタイプにしてやりました(笑

そうしましたら、「あれ?ちょっと良いかも?」って気がしました。センターキャップの傷みは音質にやはり関係ある???(実はあんまり影響がないと思ってた人です)

と、言うわけでもし新品のユニットに交換したら今よりもっと良い音がするかもしれないという気がしてきました。

部品が届くのが楽しみです。(^−^)


余談ですが、yoshii9は長く使用しているとゲルからシリコンオイル?が染み出して、その染み出した物がエッジの色をコーン(振動板)の方に移してしまうようです。(ユニットをご自身で交換された方には当然の情報かもしれません)色が移りますと見た目が大変悪いのでたまにはゲルの状態を確認して何か染み出しているようならティッシュなどでふき取っておくと良いようです。

ところで、書き忘れたかもしれませんがyoshii9は基本的に「フルメタルボディー」です。台座から丈夫の筒まで金属製。スピーカーをセットする辺りはプラスチック製となっていますが何気にこれってかなり珍しいですよ?金属製だから良いのか?それともタイムドメインだから金属製に出来るのか?それはわかりませんがこれもまた一つの大きな個性ですね。

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