kondou製作所のブログ

趣味の個人サークルKondou製作所のブログです。

音:基準を決めるとかー

挨拶なし!

>挨拶

日暮です。

オーディオ趣味はピュアでもプアでも何らかの基準になる音がないと大変な泥沼にはまるかと思います。

自分は自分で基準がありますのでそれ基準で進めていけばまぁ、そんなにお金を使わずにすむわけです。(それでもほしいものがまだありますがw)

もし、基準が間違っていてもそれでしばらく試行錯誤していくうちに「どうしても変わらないところ・どうしても換えたいところ」が出てきてそれが基準点の変更目安になります。

まずはどこかに足を着けなければいけません。宇宙空間でじたばたしても仕方が無いのです。まずは地球の地上に立たなければ歩き出すことも山に登ることも出来ません。

と、いうわけで人それぞれですが例えば一つの曲の入ったCD、これを基準にして「原音を目指す」といったような考え方や一台のアンプを基準にしてどんな曲でも極力鳴らしこなすといったような基準でも良いと思います。(いろいろやっていくと録音も様々でその録音による壁の大きさに気付くのですが@自分の場合)

なお、大体が特殊な事例を除いてアンプよりスピーカーや録音を疑った方が良い音が得られやすいような気がします。

邪道と言う話もありますが、録音に何らかの問題があるものというのはアナログ的な響きをくわえることで(綺麗に鳴るエンクロージャーとか、まぁ、あんまり無いですが)そこそこ聴けるようになる物もあるようです。そういうものは録音の時点で響きが足らないので違和感があるのが原因ではないかと思ってます。

録音に問題があるのにオーディオやスピーカーを弄っていたらもれなく泥沼入りです。(だってこんな音じゃないと思っていた音が事実であるならその音を再生する機器には問題はないってことですもん。)

その一方で、録音が悪いに違いないと決め付けたり、録音が悪いのをそのまま聴いてしかめっ面をしていても楽しくないわけです。ですので、そこは緩く音作り方面も試しても良いかなと思って見たりします。

たとえば20cmのフルレンジスピーカーを試してみるとかね。

近年では周波数特性の問題や大きさによる設置性の問題、デザイン的要素の問題で20cmものフルレンジは一般的に用いられなくなってきたようです。理屈からすれば10cm台のウーハーとツイーターの組み合わせで20cmフルレンジを越える「性能」の音が聴けるのですから当然な流れに思えますが、そのスピーカーでは20cmフルレンジの音は聴けませんし、その良さもありません。

当方がフルレンジ信者なので寝言程度に読んでいただくのが一番良いですが、今だからこそフルレンジスピーカーや後方開放型などのシンプルなスピーカーを楽しんでみるのも良いのではないでしょうか?

なお、そういったスピーカーは固有の音を持っていますのでそこらへんはそういうものとしてお楽しみください。(良くも悪くも)

聴き疲れが少なくて自分は好きです。

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以下、まったく関係ない駄文。

そういえば、三菱地所の高額マンションで水道管がないトラブルがあったのかな?まぁ、それで思ったんですが、現場の人と企画運営する人の意思疎通や結びつきや信頼関係が弱くなると事件や事故が起こるのは当然ですね。

マニュアル化やユニット化による多数の専門職不要の社会はとても危険です。従来の多くの場合ならば、おそらく一つのプロジェクトにはたくさんの人が関わって何らかのトラブルがあればすぐに上に意見が上がるのですが、今は「お金を出す人」「企画する人」「わずかな設計技術者」「指示通りに施工だけする人(←ここが一番違う」のようです。施工する人の知識レベルが低く、また給料がもらえればそれで良い、言われていることだけしかしない人であれば「現場で実際におこっている不具合」の情報はまったく上に上がりません。

作業する人に専門的な知識や経験があり、設計・企画者に意見の上がる状況がなくてはこれからあらゆる分野で事故が起こります。

人件費削減のために様々な場所で技術者に仕事をユニット化(部品化)なりマニュアル化(作業指導書化)したものを作らせ、それが出来たら技術者はお払い箱、後は企画者がそれを使って低賃金の作業者に作らせる。一番安く作れますが「想定外」の問題が起こった場合にはすべて壊さなければならないようなトラブルになります。

商品の製造でも製造に直接関わる人と設計者・企画者との結びつきが弱くなるとよりよい商品の開発が出来なくなるかと思います。現在の国産家電製品など製造現場から声が上がることなどないのではないでしょうか?リモコンなどはボタンは小さく沢山あり、直感的に理解できないような製品がこの時代になっても作られています。(マニュアル無しでの直感的な操作を心がけた製品が売れているのは納得します。テレビを売るために空気清浄機をつけたり見ている人がだれかを判断してお勧め番組を案内するテレビを作るとか××じゃないですかね?)

多機能でいろいろ出来る家電製品も良いでしょう。しかし、まずは必要な機能がわかりやすいこと、操作しやすいこと、出来れば複雑な機能も簡単に操作できることが大切です。

会社と言う物が一部の者の「集金システム」になり「良いものを作り出す組織」で無くなればこれからもおかしなことは起こり続ける気がします。それをいつも危惧しています。