kondou製作所のブログ

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ALTEC CF404−8Aの箱違いとかー

こんばんは日暮です。
年々忙しい感じでブログがおろそかになるのが困った問題です。

( ゜ω゜)年末ジャンボさえ当たれば問題は解決するんですが・・・(←


それはともかく、ALTEC CF404−8Aの中古を買いました。
市販のバスレフ箱にインストールされていてざっくり3万円。

・・・高いなぁ・・・(´д`;)

さらに言うと、シリアルが連番でなくて離れてる。
物がないからとはいえちょっと残念。(連番で3万円ならそこそこ納得できるんですが)まぁ、シリアルナンバーが離れていても音質の違いはそれほどないと思いますが(・ω・ )製造・販売期間も短かったし前期型・後期型のようなばらつきもおそらくないでしょう。

で、Ballad Ba404というCF404−8Aの使われているメーカー製バスレフと比べてどうなの?って話なんですがBa404の方が音が柔らかで分離が良く心地よいんですがバーチクルボードの市販のバスレフ箱のCF404−8Aもメリハリ良くとても良い音です。硬めなんですがスピーカーからの音離れが良く音像がきれいに定位して、大げさに言えば見えるように聞こえます。

いや、聞き比べればいろいろあるんでしょうけれど、これならツイーターはいらないかな?と思えるような良く済んだ見通しの良い音です。それでいて低音の表現も良く量が足らないと言われるかもしれませんがドラムなどのアタック感などの表現はなかなかのものでもったりしたメリハリの無いフルレンジスピーカーも散見される中で素晴らしい音質ではないかと思います。

これは周波数特性だけでなく指向性も他のフルレンジと違いがあるのではないかと思わさせられます。

ALTECのCF404−8AとCF204−8Aはセンターキャップが205−8Aや405−8Hなどと異なっておりそのせいか音質もまた異なります。個人的にはいずれもCFの方が音が自然で好ましいです。とくにCF404−8Aの音質はその立体感と明瞭な曇りの無さが素晴らしいです。

それと気になったことですが、今回購入した市販のバスレフ箱に収まったCF404−8Aですが、吸音材が厚みが1cmほどの目の粗いポリエステル綿が一枚入っているだけ。実質的には吸音効果は無いと思いますが、逆にニードルフェルトやグラスウールのような効果の高い吸音材を多く入れると音が駄目になってしまうのかもしれません。Ballad Ba404でも背面に薄いニードルフェルトが一枚貼り付けてあるだけでこの辺りはCF404−8Aの使うにあたって参考にするべきところなのかもしれません。

また、逆に吸音材を控えバスレフ箱に取り付ければそれだけで十分CF404−8Aの音の個性は感じられ緻密なチューニングなしでもポン付けするだけでそこそこ聞けてしまう素質の良さを持ったスピーカーユニットと言えるのでしょう。

気難しいスピーカーユニットを良い音鳴らそうと四苦八苦という事も自作スピーカーではありえるかと思いますが、その一方でどういう箱につけようと良い音で鳴るスピーカーユニットもあるんだなと感じさせられます。

まぁ、良い音良い音と当方は言っていますが、人によってはやや乱暴な鳴り方のスピーカーユニットという見方もあるかと思いますのでどなたもまずは一度聴かれるのが良いかと思います。

絶版のためなかなか聞けないという方もいらっしゃるかと思いますが、ALTECということを知らされずに聞いても十分個性的で良い音です。もしかすれば音を聞くだけでどのユニットかわかる人もいるかもしれません。それぐらい他のフルレンジとは違うよさがあります。


それにしてもこのCF404−8Aら新生アルテックと呼ばれ復活しまもなく無くなってしまったスピーカーユニットらはなんだったんでしょう?

アルテックのスピーカーユニットブランドが復活し音質的にも素晴らしいものが販売されたというのに(小型の家庭用オーディオシステムはまだ販売が継続されている?)それほど長い期間ユニットの販売が継続されなかったのは残念です。

もしこれをお読みの方でCF404−8Aにご縁があればエンクロージャーは特別なものでなくてもよいので汎用のバスレフ箱などに取り付けて聞いてみてください。それだけでも十分フルレンジらしい定位感の良い立体感のある音質が楽しめると思います。

あ、そうそう、このユニット能率が高いんですよね。たしか94db?でしたか。
これに由来するボイスコイル巻きなども音質に影響があるのかな?とも思います。

てと、年内の更新はこれにておしまいですが来年もやりたい事も沢山ありますので時々はブログも更新していきたいと思います。

本年も誠にありがとうございました。皆様、良いお年をお迎えください。