kondou製作所のブログ

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ATH−A55とか・・・

最近聞いてなかったATH−A55を引っ張り出してきて聞き取りずらい某アニソンを聴いてみましたw

ATH−A55は結構面白いヘッドホンです
スペックですが

型式:密閉ダイナミック型
ドライバー:φ53mm、CCAWボイスコイル
出力音圧レベル:102dB/mW
再生周波数帯域:5〜28,000Hz 
最大入力:1,400mW
インピーダンス:60Ω

と、言うわけで、インピーダンスが60Ωあります。
これ、ちょっと高めなのでイヤホンと同じボリューム位置では音が小さいです(能率低め)

このおかげでノイズが少し減って聞こえます

下は5Hzから再生ですがやはりULTRASONEとは違って普通の低音の出方です

ドライバーは53ミリがおごってあるだけあって、低音表現はしっかりしていると思います

かまぼこ型とも言われるボーカルが良く出るタイプの特性で、またそのボーカルが刺さるように聞こえる事はありません
金属的な音の表現はやや落ちますが、聴き疲れはしづらいですし、この辺りは適度にバランスが取れていると思って良いのではないでしょうか?

ヘッドバンド等ですが、ウイングサポートと軽量なハウジング、大型のイヤパッドなど高級機さながらの装着感のよさで、あらゆる意味で聴き疲れしません

常用に十分お勧めできるヘッドホンですね(絶版ですがw

比較的ふんわりした感じが多く感じられるヘッドホンでもあるので、その点で解像度や、先ほども申しました強すぎない高音の点で、メリハリなど物足りなく感じる方もいらっしゃると思いますが、しばらく聴くとこの鳴り方も悪くないと理解できると思います

定価が11000円でしたが、実売価格は最終でおそらく5.6000円ぐらいではなかったかと思います
しかしながら、これだけ全てにおいてバランスが取れたヘッドホンはない気がします 実にお買い得です

全体がプラスチックなので傷の心配が少ないですし、装着感は良好で寝転がってもずれにくく、音の表現力は本格派ですし、わずかに音質で好みがある程度の話でしょう

これを装着感の基本とするとHFI−580って本当に装着感悪いよねw オーディオテクニカが良すぎるだけなんですけど(笑

ちなみに、同じ曲を聴いた時にHFI−580とATH−A55と比べますと580の方がグッと見通しが良く、低音もタイトで迫力があります。
580はふんわりとしたなりはしないのですが、音の余韻はしっかり再生しますし、ドンシャリ気味といわれながらボーカルが刺さるという事はないのでかなり気持ちよく聞こえます

好みはどちらかというと580になるんですけど、常用とか、まったりしたいときはA55の方が良い気がします

どうでもいいけどこの2機種、価格差は約2.5倍あるんですが、価格差=音の良し悪しではないですね、まったくw

音の出力特性によるのかもしれないですが音の立体感、表現のされ方もまったく違いますから、どちらが良いというのではなく、どっちも買っとけwって気がします

A55は結局のところオーディオテクニカらしい音の鳴り方をします これはATH−A900にも通じるところがあり、メーカーの持つ音なのだなぁという気がします

ULTRASONEもまたしかりです

しばらくA55で聴きこんでからまたHFI580に戻すと、また特徴がよくつかめると思います

・・・こんな事の繰り返しですね、いつもw