これ、もう3,4年もたつんですね・・・アマゾンでまだ取り扱いがあってうれしいです。
大人の科学 真空管アンプ
- 出版社/メーカー: 学研ステイフル
- 発売日: 2007/12/06
- メディア: おもちゃ&ホビー
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簡単に説明すると単一型の乾電池2本で動く、電池で動く真空管を使用したオーディオアンプです。
おもちゃっぽいし、本格オーディオ製品ではないのですが、出力が小さいながらなかなか使える面白い真空管アンプです。
まず、全段がアナログ構成であることが素晴らしい。
前段が真空管、出力段がオペアンプやパワーアンプICなどの半導体という「なんちゃって」真空管アンプではなく完全なアナログ構成(電源部は今風なスイッチング電源が組んであるようです)
次に、電池駆動でどこでも使えるポータブルアンプということ。この為、どこでもいつでも気軽に楽しめるのです。さらに、思ったより電池の持ちが良いのです。
( ゜ω゜)・・・誰か何時間持つか試してくれないかなぁ・・・・
で、これを改めて出してきてちょっと聞いてみました。
で、まずびっくりしたんですが・・・
(;゜ヮ゜)・・・久しぶりに出してきたら、電池、入りっぱなしだったw
・・・実は一年近くしまいっぱなしだったんです。で、スイッチを入れたら・・・
ちゃんと動きました!Σ(゜ヮ゜)スゲェ!
あまり駆動力のないアンプなので接続したipodのイコライザーを低音カットにして再生するとまずまず良い音量で聞かせてくれます。(低音は入力しても音としてならないしすぐに音割れするだけですが、低音カットすれば音量も出せるし、音も割れにくい)
で、今現在も音楽を楽しんでいますがアマゾンのレビューにあるようにセットについてくるホーンスピーカーはなんかいまいちっぽいので(使いこなしがあるのかな?)自作の8cmフルレンジスピーカーにつないで聞いてます。
アルテックのcf404ならきっとさらに音量が出せるでしょう。
(不釣合いですけど(^−^;)
後、もうひとつの楽しみ方として、8オームのヘッドホンを探してきてこのアンプに接続してやるとヘッドホンでも電池管の音が楽しめます。
当方の手持ちのヘッドホンでは音量が余裕で取れるので大変満足感の高い音量で楽しめます。(音質はとやかく言わないw)
電池駆動ですのでヘッドホンをつないでもノイズが気にならないのは良いところ。その上で、ちょっと面白いのがアンプに振動が加わると「キィ〜ン ヒィ〜ン」というような独特な電池管の音がします。
オーディオ的には良くない「ノイズ」ですが、「電池管だから」と思うとむしろなんかうれしい?面白い音です。
なんていうか、ただ音が聞こえるだけでもわくわくするようなこんな気持ちにさせてくれるのはこのアンプの良さじゃないでしょうか?
一見無駄なものに思われるでしょうけれど、こういうものから得られる楽しさや新しい発見はとても素晴らしいですね。
手のひらサイズのデジタルアンプも良いですが、このアンプの魅力はこのアンプにしかないですね。
学研さん、本当にありがとうございます。(^−^)