kondou製作所のブログ

趣味の個人サークルKondou製作所のブログです。

エレキット:TU-8200かぁ・・・(買えないけど

昨日、畑を耕しに行ったんですがよるに雨が降ったので残念
(降る前に耕せたんで土が付かずに済みましたが)

>挨拶

日暮です。
家庭菜園よりちょっと広いぐらいの感じで家で畑を作ってますが休日限定での作業は天気の都合が難しいですね。

さて、エレキットの真空管アンプですがTU−8200が発売との事のようですね。

当方はすでに所有しているアンプが多いのと半導体アレルギー(笑 があるので真空管アンプ半導体が融合した物をけっこう避けていたりしますが、実物を見ないで感想など垂れ流したいと思います(←

今回一番目に付いたところ2つ(一番なのに二つとかw

・ヘッドフォンジャック

こちらはノイズがなければ大したもんです。なお、数年?前に出た城下電気の真空管アンプのヘッドホン出力はノイズが結構あったと思います。

さて、このヘッドホンジャックですが真空管を通した音を出すというのならばどうやってヘッドホンに出力をマッチングさせるのか?気になるところです。

出力トランスに専用の巻線を用意してあるのか、ただ単純に抵抗で落すのか、それともヘッドホンアンプの簡易基盤でも組み込んであるのか?興味深いですね。


ところで、真空管ヘッドフォンアンプって大体大きな球は使わないんですよね。だって、そんなに出力いらないですから。

そういう点で例えば6L6なんかを使ったヘッドフォンアンプって事になればすごく面白そうです(笑 ヘッドフォンでGT管の聴き比べが出来る機種なんてないと思います。

・プリ管が2個

従来出力管2本に対してプリ管が双極管1個であったので素子としては入力から出力にかけて2つの素子を使い増幅していましたが今回のTU−8200に関しては出力管1個に対して1本の真空管をおごり、1chあたり3個の素子(双極管・2素子 出力管1素子)で増幅することになります。余裕はありそうですし、音質面でも違いが出てくると思います。(その影響のしだいで人気は極端に変わると思われます)

ちなみに、過去の上位機種(TU−872・873 TU−8230・8233)は出力管1本に対して双極管1本の構成ですので、素子の数で言えば上位機種と同等といえるかもしれません。


以上が大きく従来機種と変わったところかなと思います。

他の点ですがデザインが違いますね。
色といいレイアウトといい結構良いと思います。(前のも良かったですが)

組み立てに関してもより作りやすくなっているようです。

まぁ、従来からのエレキットの真空管アンプを作っていた人からすると極めて作りやすくなっている点や自分で弄るところが少ない点など、必ずしも良くなっているばかりといえないかもしれません。弄る要素の一つである回路変更までもが織り込み済みの設計で容易に行え、ここまで手取り足取りでいいのだろうかと。もちろん、こうやって簡単に出来ることで「こういう回路構成もある」という事を知ったり試したりする事がすぐに出来るというメリットも見過ごせません。

で、ここからはまったくの蛇足というか、ただのアナログ病をこじらせているだけの話なんですが、半導体パーツによって昔は難しかったことが容易に行える半面、パーツ一つが機器全体の性能維持に大きく関わるという点が心理的に面白くなかったりします。

専用の半導体パーツ一つが何らかのトラブルで故障した場合基本的にお手上げ。そういう状況っていうのがもどかしいのですね。

今から50年前に作られたオーディオ機器でも今なお動作したり修理できたりするのに、現代のアンプは製造終了から10〜20年も経てば半導体パーツ一つがいかれただけで、パーツ交換が出来ず買い替えせざるをえないなんて状況に陥る物もあるかと思います。古い物であれば「壊れる気のしないトランス(現在であれば特注することも可能と思われます)」「少々負荷をかけても耐える強さ」「現在でも入手できる汎用性のあるパーツしか使っていない」、それらは大きく重く性能もサイズの割りに良いとは言えませんが、たぶんね、時を越えるというロマンがあるんですよ!(←

自分が初めて聴いた真空管アンプの音はエレキットのTU−870でしたが、「昔の人も良い音源さえあればこんな良い音を聴いていたのか・・・」と思うとその当時ラジカセ・ミニコンポなどで音楽を聴いていた自分には目から鱗が落ちた気分でした。
おそらく今から50年前でもオーディオ機器で十分感動的な美しい音を聞いていた人はいたと思います。そのことを今体験できるというだけでも真空管アンプという物は気持ちをワクワクさせてくれます。

エレキットは今後、より現代的な要素を取り込んだユーザーに優しい製品を作っていくのではないかと思うのですが、今の時点で手配線やチョークトランスを使っているなどの古典的なアンプキットを作っているメーカーさんにはよりいっそう頑張っていただきたいと思います。

(春日無線変圧器さんのアンプなら100年戦えると僕は思うね! この世にいる限り安心して使えるって言うのもいいですし、自分がいなくなった後だって使ってくれる人がいるかもしれません。もし自分の組んだアンプが自分がいなくなってもなお誰かを感動させてたりするなんて考えただけでも面白いじゃないですか?w)

( ゜ヮ゜)・・・まぁ、保存状態によっては配線のビニール被服が持つかだけはちょっと気になりますけどw多分未来の人が何とかするでしょうwww

そういえば、以前エレキットのサビサビのジャンクアンプを直しましたが、あれ、まだ簡単だったから直せたけど、今のだったら復旧無理ですw まぁ、そういったヘビーデューティーさをオーディオに求める人はそうはいないと思いますけど(^ー^;

まぁ、古さやロマンだけではいけませんので、魅力ある音質にもこだわりたいですね。

【 宣 伝 】

春日無線変圧器さんでは2月のセールを行うそうです。
http://www.e-kasuga.net/diary.asp?id=336

気になる物があればこのセールにどうぞ(^−^)

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