スバルの最後の軽自動車、R1・R2は「売る気があるのか?」と思ったんですが、案外、売り上げの良し悪し関係なく、某所からの圧力で軽自動車の生産を終了する前提の上で、やりたいことをやった結果だったのかなと推測してみます。
>それにしたって残念な話です。
こんばんは、日暮です。
車の薀蓄というかグチというか・・・
スバルの軽が60周年とかいうキャンペーンを前に見ましたが、御社ではもう軽自動車を作ってないのに何が60周年なんですかね?と突っ込みを入れたくて仕方がありません。全部ダイハツ製でしょ?シール張り替えて、エンブレム付け替えてスバル車にしてるだけじゃないですか?メーカーは物を作るから「メーカー」なわけで他所から買ってきて売るようになったら駄目だと思うんですよね。
会社の経営は大切ですから利益は出さなくてはなりませんが、利益率が悪くとも「良いと思う物を作り、それで沢山のお客さんに満足してもらう」という基本を失って欲しくないものです。
確かにダイハツ製の車でもお客さんはそれなりに満足してくれるのではないかと思います。スバルとしても開発コストもかからず人件費もかからず、メンテナンスパーツの在庫を持つ必要も無く、利益だけが得られることだと思いますがそんなことに何の意味があるんでしょうか?究極的にはシールを張り替えるだけの自動車販売店にでもなるつもりでしょうか?それどころかいっそ何もかもやめてしまえばお金が出てく事も無いでしょう?
・・・でも、それって違うでしょ?
いろんなメーカーが自分がいいと思う車を作って、それを欲しいと思うお客さんがいて、その車を造るのに沢山の人が関わって雇用が生まれ、沢山の人が生活していく事が出来る。
でも、今はメーカーの理想など無く、売れそうな物を他所から買ってきて、惰性でそれを買うお客さんがいて、工場は人員削減をして、雇用は減って失業者が増え、沢山の人の生活は難しくなっていく。
そういうのを合理的というのかもしれませんが、自分は「人は無駄を作り無駄で生きている」と思っています。合理的を突き詰めていったらそこには潤いのある人の生活は無いでしょう。
綺麗に包装されたプレゼントも合理的に言えば中身だけでいいわけです。包装紙もリボンも無駄です。そもそもプレゼントという行為自体も無駄かもしれません。金券か現金を渡して好きなものを買ってもらったらいいんじゃないでしょうか?でも、そうじゃないですよね。
軽自動車は将来3社ぐらいでしか作らなくなるかもしれません。その3社の製品のシールなどを張り替えていくつかの会社が自分の会社の製品だと言って売る。まるで旧ソ連のように少ない車種、選択の幅が無い車、値段も似たり寄ったり。そんなつまらなく合理的で無駄が無い世の中で、働く場所の無い人はそんなつまらない車ですら買う事が出来ない状況。
それが人々の望む未来でしょうか?
スバルが軽自動車を作らなくなって結構経つわけですが、残念ですし嫌いにもなりました。
かつては他社の軽自動車には無い・CVT・全車4気筒エンジン・4輪独立懸架・4WD・スーパーチャージャー・マニュアルトランスミッションの設定など軽自動車らしからぬ本格的なメカニズムで普通車に劣らない車を作るという魅力があったスバル。今では見る影もありません。
これもひとつの時代の変化なのでしょうけれどこんな未来は見たくなかったです。
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